もみの木(聖夜に生まれた妖精)

「たくさん、かざってね! ひかるボールや クリスタル! キャンディ、 チョコも忘れずにね。 てっぺんには、お星(ほし)さま! 雪(ゆき)も、ふらせて しましまステッキと ホワイトエンジェルは かざったかしら? クリスマスのために 生まれた森をはなれ …

ゴールドクレスト(コニファー)緑のかおりの妖精

みなさんは、ゴールドクレストと言う木を、知っていますか? そう、コンテナガーデンなどによく使われている、あのツリーのような緑(みどり)色の木です。 目をとじて香(かお)りをクンクンかいでみると、不思議(ふしぎ)におちついた気持ちになりません…

スズランエリカ(愛らしい妖精)

エリカの花言葉(はなことば)は、 {愛らしい娘(むすめ)} その花言葉のように スズランエリカの花は 透(す)きとおるように白い。 みどりの、ほそながい葉(は)のあいだに すずらんの、ように咲く花は ガラス細工(ざいく)のように、はかなくて 白雪…

ハートを届ける妖精(アンスリウム)

ハートのかたちした花は、だぁれ? 「それは、わたし!」アンスリウムの妖精が言いました。 「みんなが、しあわせなきもちでいられるように 大きなハートをいつも、みせてあげたいのさ!」どうしてハートを見ると、しあわせなきもちになるの? 「それはね、…

おいしくなりたい妖精(にんじんの花)

あたしは{ニンジン}の妖精! にんじんは、赤い実(み)だよ。 でもね、 にんじんの花は、しろいよ。 へんだね。 赤いのに、しろいなんて! ちいさくて、しろい花を、あつめてね しろいレースのかさも、つくったよ。 はちさんや、ちょうちょさんたちが いっ…

すずらん(かなしい妖精)

すずらんの花は、 とても寒(さむ)い北の国でだけ スズのような、 ちっちゃな白い花を すずなりに咲かせます。 だれを、まっているの? だれを、よんでいるの? 妖精たちは、ずっと、ずっと スズがなりつづけるように 手をやすめずに花を咲かせます。 チリ…

ニゲラ(バレリーナの妖精)

ニゲラの花をしっていますか?ニゲラの花をよーく見ていると うすい、みず色のチュチュを身にまとった バレリーナのようにみえませんか? ほそい、ほそい葉(は)が バレリーナの手や足のように ゆらゆら、ふわふわ、ゆれて アン、ドゥ、トロワ!とおどって…

お花屋さんを守る妖精

花屋さんには、一軒(いっけん)にひとり、かならず お店を守(まも)る、花の妖精が住んでいる。 そんな話を、あなたは聞いたことがありますか? その花屋にも妖精が住んでいました。 いつも、きれいにそうじが、してあり 季節(きせつ)の花をあふれんばか…

ハニカミヤの妖精(初恋草{はつこいそう})

わたしの花をしっていますか? きっと、しらない人が おおいと思(おも)うわ! だって、わたし、はずかしいから。 めだたないように あのひとに、きらわれないように ちいさく、儚(はかな)く、さいてるから。 はじめて、すきになった あのひとを、おもっ…

ハロウィーンの妖精(かぼちゃ)

パンプキン!ポンプキン!俺(おれ)は、かぼちゃ頭(あたま)の ジャック様(さま)さ!ハロウィーンには人気者(にんきもの)! みんなが、おれさまを欲(ほ)しがるのさ!黄色(きいろ)の、かぼちゃ 緑(みどり)の、かぼちゃ とってもカタイかぼちゃ頭…

マロンフェアリー(栗の木)

クリ! クリ! ぼくは、クリの木(き)だよ! さわるとケガするよ! イタイ、イタイ、とげがあるのさ! とても、小(ちい)さなクリの子たちが まだまだ、 たべられて、しまわないよう 守(まも)っているのさ。 ゆっくり、大(おお)きくなるんだよ。 じっ…

こどもたちの笑顔が好きな妖精(朝顔{あさがお})

アサガオの妖精のまわりは いつも子供(こども)たちの笑(わら)い声で 満(み)ちあふれています。 夏休(なつやす)みには こどもたちがアサガオの花を 育(そだ)てるからです。 朝はやくバタバタおきだしてきて 「あー、さいてる!さいてる!」 と、う…

時間を知らせる妖精(時間草{トケイソウ})

「朝(あさ)ですよー!! みんな、おきる時間(ジカン)ですよー!!!」太陽(タイヨウ)が山のあいだから、 かおを、のぞかせるとトケイソウの妖精たちは いっせいに夜明(ヨアケ)をつげに 森の、なかまたちの上をとびまわります。 妖精たちは次々(ツギ…

星(ほし)になりたかった妖精{ブルースター}

6ガツの花嫁(はなよめ)・ジューンブライド・の ブーケにもよくつかわれる花(ハナ)、ブルースター。 青色(アオイロ)とミルクいろを、まぜあわせて できたような、あのうすい水色(ミズイロ)は ほかの花の妖精たちには、まねのできない色(イロ)を だ…

雨となかよしの妖精(紫陽花)あじさい

ピッチン、ポッチン、 雨つぶたちのダンスするなか 元気(げんき)いっぱい、なのは アジサイの妖精たちです。 ほかの妖精たちが、はっぱの下で しょんぼり雨やどりをしているのに アジサイの妖精だけは、カサもささずにたのしそうです。 *ピッチン・ポッチ…

happy for you {クローバー}

*「三枚の葉(ハ)は 愛と希望と信仰をあらわし(アイ・キボウ・シンコウ) 四枚目(ヨンマイメ)の葉は幸運(コウウン)のシンボル 2万本に1本ほどしか、みつからないけれど 手にした人の人生は、豊(ユタ)かになる」と言う* クローバーの妖精は、いつも…

桃源郷(とうげんきょう)

一年に一度 ほんの短い間(あいだ)だけ 桃(もも)の花の妖精が とてもとても、たくさん あつまるところがあります。 おいしーい桃(もも)の実(み)がみのる 山いちめんの桃畑(ももばたけ)。 とてもとても、たくさんの 桃の花を咲(さ)かせるために 桃…

恋うらないの妖精(マーガレット)

「好き・きらい・すき・きらい・すき・・・・・」 きようもマーガレットの妖精は 恋うらないをしています。 マーガレットの花びらを いちまいぬいては、すき! いちまいぬいては、きらい! 恋おおき花の妖精たちに、たのまれては うらなってあげるのです。 …

春のあしおと

「ねえ、だれか春のあの子の足おと、きいた?」 ようやく土の中から、あたまをのぞかせた クロッカスの妖精が まわりの花たちに、たずねます。 「あら、わたくしは知らなくてよ。」 つんとすまして スイセンの妖精がつぶやきます。 「あー、そういえばきのう…

さくらいろの妖精(さくら草)

「さくらいろ、 さくらいろ あたしのさくらいろは、なんのいろ? さくらいろ、さくらいろ あたしの、さくらいろは幸せのいろ!! さくらいろは春をよぶいろ さくらいろは女の子のいろ!」 寒(さむ)さのなかに時々 あたたかさをかんじる日もある 春まだ浅(…

控{ひか}えめの愛らしさをもつ妖精(ヒヤシンス)

凛(りん)とした香(かおり)を、はなち 立っている妖精ヒヤシンス。 妖精たちは、その小さな小さな花をつみ 糸(いと)を、とおして、くびかざりや うでかざりを、つくるのよ。 すてきな香(かおり)のアクセサリーね。 妖精たちが、おどったり たちどまっ…

春をつれてくる妖精(チューリップ)

その昔(むかし)ヨーロッパの貴族(きぞく)たちは 高いお金をだして、めずらしい球根(きゅうこん)を うばいあったと言われるチューリップ!!!!! アンジェリク ピンクダイヤモンド クイーン・オブ・ナイト フレーミング イルデフランス モンテカルロ …

春の香{かおり}の妖精(スイートピー)

あのこが通りすぎるとき とびきり、ここち良い香(かおり)が まわりを、つつみこむ。 「あ、あまい、あまい春風のにおい。」 春をまちわびる誰(だれ)もが、すぐにわかる スイートピーの妖精の香(かおり)。 スイートピーの花のまわりを フワフワ・フルリ…

しずかなる妖精(シクラメン)

{わたしは、ひっそり羽(はね)をひろげる。} {だれにも、きずかれないように } {音(おと)もたてず。 } シクラメンの花が咲(さ)くのは しんしん、雪(ゆき)が空(そら)を、まうころ。 花のいろも 雪(ゆき)ふる窓辺(まどべ)に、にあう ピンク・赤・…

凍る夜の緋の妖精(こおるよるのひのようせい)ポインセチア

ぼくらが、一番美しく見えるのは と息(いき)さえも、凍(こお)りそうな 寒い寒(さむ)い夜(よる)。 町じゅうの、キラキラ光(ひか)る イルミネーションにてらされて ポインセチアは、美(うつく)しく 咲(さ)きほこるのだ。 ぼくらに似合(にあ)う…

元気な妖精(三色すみれ「パンジー」)

もみじの葉っぱが 紅(あか)く、そまり出すころからが わたしのお花が とってもきれいに咲き出すとき。 ほかの、お花は寒(さむ)さに 花びらをちぢませても パンジーの花たちは色(いろ)とりどりに 花びらをひらかせるわ。 花がすくないころだからこそ め…

おくすりの妖精(りんどう)

リン・リン・リンドウ むらさきがすき。 リン・リン・リンドウ 星(ほし)がたの花びら リン・リン・リンドウ おくすりやさん。 リンドウの根っこは みんなのくすり。 きざんで・せんじて・のむとよい。 妖精のみんな!!! カゼをひいたら リンドウの妖精の…

妖精のレストラン(ナスタチウム)

「みんなー、たべてる?」 ナスタチウムの妖精は、お腹がペコペコになって ナスタチウムの花をたべにきた、妖精たちに 目を、くばります。 多くの妖精たちの、お腹を満たすのは 食べることのできる、花や、葉っぱ・花のみつ等です。 そのなかでも、ナスタチ…

一生懸命(いっしょうけんめい)な妖精(ポーチュラカ)

昼(ひる)は、まだ暑(あつ)さが、のこり 夜(よる)が、すこしずつ涼しさを増(ま)してくるころ 太陽の光のキスをあびて ポーチュラカの妖精は、朝はやくから 色とりどりの、小さな花を、いっせいに咲かせます。 たくさんの・赤・黄・ピンク・オレンジ・…

笑顔を届ける妖精(コスモス)秋桜

秋のほんの短い間だけ、愛らしい、白やピンクの花を咲かせ 誰からも愛される花。 コスモス(秋桜)。 これほど、たくさんの人達から、笑顔(えがお)をもらう妖精も 多くは、ないでしょう。 人間は、一年に一度、この野原いちめんにひろがった コスモスを見…