しずかなる妖精(シクラメン)

chita72004-11-21

{わたしは、ひっそり羽(はね)をひろげる。}
{だれにも、きずかれないように      }
{音(おと)もたてず。          }



シクラメンの花が咲(さ)くのは
しんしん、雪(ゆき)が空(そら)を、まうころ。
花のいろも
雪(ゆき)ふる窓辺(まどべ)に、にあう
ピンク・赤・そして白。
 

シクラメン妖精たちも
まわりの静(しず)けさを
まもるように
ふわりと花へ、まいおりる。
「あすの夜明(よあ)けまえに
つぼみを、ひらいてね。」
と、ささやきながら
そっと花びらに魔法(まほう)を、かける。


シクラメンの花たちは
静まりかえった空気(くうき)を
ふるわせることなく
夜明(よあ)けまえに
そっと花を、ひらく。
いそがしすぎる人たちに
ひとときの静(しず)かな夜(よる)を
おもい出させる魔法(まほう)の粉(こな)を
ふりまきながら・・・・・

フォレストのホ−ムページも見てね。       

 http://www.e-878.ne.jp/