やさしい妖精(千日紅)センニチコウ
センニチコウは、みんなに親切で、やさしい娘(こ)。
羽(はね)を、いためた妖精がいれば
とぶのに不自由(ふじゆう)しないようにと
センニチコウの葉っぱを、とってきて
傷ついた羽を、おおってあげます。
花びらの、ぼうしを、なくした妖精がいれば
みつかるまで、いっしょに探(さが)してあげます。
さみしくて泣いている、小さな妖精がいれば
いつだって、だきしめて髪(かみ)をなでていてあげます。
誰(だれ)もが、センニチコウを恋人(こいびと)にしたいと思い
いろいろな愛のことばで、さそいをかけます。
「紅(あか)くて可愛いポンポンちゃん!
どうぞ、ぼくの恋人になって!」
「しんせつで、やさしいセンニチコウさん。
いっしょに花畑へいきませんか?」
「いつも、二人でいて、手をつないでいたいんだ!」
けれど、いつもセンニチコウの返事(へんじ)は同じ。
「ごめんなさい。私は誰の恋人にもならないの。
あのひとを、想(おも)っているから。」
だあれも知らないセンニチコウの想い人・・・・・
とうの昔に、はなればなれになり、いまは逢(あ)えない
その人のことを、おもい続けているらしいのです。
一途(いちず)なセンニチコウの花言葉(はなことば)は
”変わらぬ愛情”(かわらぬあいじょう)・・・・・です。
きっとセンニチコウの愛は、いつまでもかわらないことでしょう。
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