さくらいろの妖精(さくら草)
「さくらいろ、
さくらいろ
あたしのさくらいろは、なんのいろ?
さくらいろ、さくらいろ
あたしの、さくらいろは幸せのいろ!!
さくらいろは春をよぶいろ
さくらいろは女の子のいろ!」
寒(さむ)さのなかに時々
あたたかさをかんじる日もある
春まだ浅(あさ)い頃(ころ)。
さくら草の妖精の歌(うた)が
大きく、小さく、きこえてきます。
ほんのすこしの春を、かんじとると
すぐに歌(うた)い出すのです。
さくら草の花は
小指(こゆび)のさきくらいの
ちいさな花びらが、たくさんあつまって
おおきな花のように見(み)せています。
ちいさな女の子たちが
じっと肩(かた)よせあって
寒(さむ)さをやりすごしているようです。
すこしのあたたかさをかんじて
さきつずけるとても、いじらしい花。
そんな、さくら草の姿(すがた)を
あなたも見(み)かけたなら
「もうすぐ春だよ。がんばれ!!!」
って、そっとささやいてあげて。
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