桃源郷(とうげんきょう)

一年に一度
ほんの短い間(あいだ)だけ
桃(もも)の花の妖精
とてもとても、たくさん
あつまるところがあります。
おいしーい桃(もも)の実(み)がみのる
山いちめんの桃畑(ももばたけ)。
とてもとても、たくさんの
桃の花を咲(さ)かせるために
桃の花の妖精たちが
山じゅうをかけまわると
見わたす限(かぎ)り
桃のじゅうたんが、しきつめられます。
いっせいに桃の花が咲くので
そう見えるのです。
桃の色した妖精が
たくさん、とびまわっていて
人の息(いき)までも
桃色にそまってみえます。
桃のかおりの中
ひとときの夢(ゆめ)をみたさに
人間(にんげん)たちも、あつまってきます。
この世(よ)のものとは思えない景色(けしき)の中で
まるで、じぶんが天女(てんにょ)か
仙人(せんにん)にでもなったきぶんで
お酒をくみかわすのです。
そして生きるための夢(ゆめ)を、胸(むね)にしまい
家(うち)へかえっていきます。
ほんのひとときだけの
{{ここは夢の国}}
{{まぼろしの都(みやこ)}}
{{とびっきりやさしい魔法(まほう)のせかい}}


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